株式の発行・剰余金の配当と処分の練習問題18【簿記2級 商業簿記 過去問レベルにチャレンジ!】

株式の発行・剰余金の配当と処分の練習問題
はりねずみ

サクサクと解けるようになるまで、ひたすらトレーニングしていきましょう!

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問題

A株式会社は、増資にあたり、株式700株を1株400円で募集しました。
申込期日までに全株式の申込があったため、払込金額の全額を、申込証拠金として受け入れて、別段預金としていました。

借方貸方
勘定科目金額勘定科目金額
別段預金280,000株式申込証拠金280,000

払込期日に、この申込証拠金を払込金に充当しました。
また、払込金額を別段預金から当座預金口座に振り替えました。
なお、払込金額のうち、「会社法」で認められる最低金額を資本金としています。
この取引について、仕訳を考えてみましょう。
勘定科目は、以下の[ ]のものを使用してください。

現金・当座預金・別段預金・資本金・資本準備金・株式申込証拠金

借方貸方
勘定科目金額勘定科目金額

解答・解説

問題

A株式会社は、増資にあたり、株式700株を1株400円で募集しました。
申込期日までに全株式の申込があったため、払込金額の全額を、申込証拠金として受け入れて、別段預金としていました。

借方貸方
勘定科目金額勘定科目金額
別段預金280,000株式申込証拠金280,000

払込期日に、この申込証拠金を払込金に充当しました。
また、払込金額を別段預金から当座預金口座に振り替えました。
なお、払込金額のうち、「会社法」で認められる最低金額を資本金としています。
この取引について、仕訳を考えてみましょう。
勘定科目は、以下の[ ]のものを使用してください。

現金・当座預金・別段預金・資本金・資本準備金・株式申込証拠金

借方貸方
勘定科目金額勘定科目金額

▼  ▼ ▼

解答・解説

借方貸方
勘定科目金額勘定科目金額
株式申込証拠金

当座預金
280,000

280,000
資本金
資本準備金
別段預金
140,000
140,000
280,000

仕訳①

会社は、申込期日において、「株式申込証拠金」を資本金に振り替えます。
今回は、払込金額のうち、「会社法」で認められている最低額を資本金とするため、1/2ずつの金額を「資本金」「資本準備金」として処理します。

借方貸方
勘定科目金額勘定科目金額
株式申込証拠金280,000資本金
資本準備金
140,000
140,000

@400円 × 700株 = 280,000円
280,000円 × 1/2 = 140,000円

「株式申込証拠金」は、資本(純資産)の勘定科目です。
今回は、株式申込証拠金が減っているので、左側(借方)に記入します。

貸借対照表(B/S)

資本(純資産)の項目が増えたときは、ホームポジションである「貸方」・減ったときは反対の「借方」に記入しましょう。

「資本金・資本準備金」は、資本(純資産)の勘定科目です。
今回は、資本金・資本準備金が増えているので、右側(貸方)に記入します。

貸借対照表(B/S)

資本(純資産)の項目が増えたときは、ホームポジションである「貸方」・減ったときは反対の「借方」に記入しましょう。

仕訳②

申込期日において、「株式申込証拠金」を資本金に振り替えるとともに、「別段預金」「当座預金」に振り替えます。

借方貸方
勘定科目金額勘定科目金額
当座預金280,000別段預金280,000

「当座預金」は、資産の勘定科目です。
今回は、当座預金が増えているので、左側(借方)に記入します。

貸借対照表(B/S)

資産の項目が増えたときは、ホームポジションである「借方」・減ったときは反対の「貸方」に記入しましょう。

「別段預金」は、資産の勘定科目です。
今回は、別段預金が減っているので、右側(貸方)に記入します。

貸借対照表(B/S)

資産の項目が増えたときは、ホームポジションである「借方」・減ったときは反対の「貸方」に記入しましょう。

最後に

はりねずみ

いかがでしたか…?

楽勝だった!という方は、どんどん先の問題に進んでいきましょう。

日商簿記2級に合格するためには、問題を解くことで理解を深めることが不可欠です。
理論を学んで終わりにせず、実際に問題を解くことで初めて実力に繋がっていきます。
さまざまなタイプの問題に挑戦することで、試験本番での対応力が養っていきましょう。

最初は難しく感じるかもしれませんが、繰り返し解くことで慣れていくので、大丈夫です。
問題に取り組み、間違えた部分をしっかり振り返るようにしてみてください。
自分のペースで続けることが大切なので、焦らず一歩一歩進んでいきましょう。

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