負債とは？具体的な勘定科目を徹底解説！【簿記3級 入門講座】

簿記3級の学習を進めるうえで、負債に関する勘定科目の理解は重要です。
負債は、企業が将来において返済しなければならない義務を表し、企業の財務状態を評価するうえで欠かせない要素です。
ここでは、代表的な負債勘定科目として

について、解説していきます。

負債とは？

負債とは、企業が所有する経済的価値を減少させるもののことです。
買掛金などの「あとでお金払う義務」などが負債に分類されます。

貸借対照表の貸方（右側）がホームポジションです。
負債が増えるときはホームポジションである貸方（右側）に、減るときは借方（左側）に記載されます。

負債に分類される勘定科目

借入金とは？

「借入金」は、企業が銀行や他の金融機関から借り入れた金銭を指します。これは、将来の一定期間にわたって利息とともに返済しなければならない負債です。

例えば、事業拡大や設備投資のために銀行から資金を借り入れる場合、その金額は借入金として計上されます。
借入金は、その性質に応じて短期借入金（1年以内に返済するもの）と長期借入金（1年以上かけて返済するもの）に分類されます。

買掛金とは？

「買掛金」は、企業が商品やサービスを購入し、まだ支払っていない未払の代金を指します。

これは、将来的に現金を支払う義務があるため、負債として計上されます。
例えば、仕入れ先から商品を購入し、代金は後日支払う場合、その代金は買掛金として記録されます。
買掛金は企業の日常的な取引の中で頻繁に発生するため、その管理が非常に重要です。

最後に

は、企業の負債を表す重要な勘定科目です。
これらの勘定科目を正確に理解し、適切に仕訳することで、企業の財務状況を正しく把握することができます。

負債は、企業の資金調達や取引の一部として不可欠な要素であり、その管理と記録は企業運営の健全性を維持するために重要です。
簿記3級の試験においても、これらの勘定科目の仕組みと処理方法を理解しておくことが求められます。