はりねずみ貸付金・借入金の仕訳について、勉強しましょう。
日商簿記3級を学習する際に、貸付金と借入金の概念とその処理方法を理解することは重要です。
貸付金と借入金は、企業の資金の流れにおいて重要な役割を果たします。
本記事では、貸付金・借入金の基本的な概念と、それに関連する具体的な取引の処理方法について詳しく説明します。
貸付金・借入金とは？
金銭を貸し付けたとき
A社に対して、現金¥500,000を貸し付けた。
| 借方 | 貸方 | ||
| 貸付金 | 500,000 | 現金 | 500,000 |
「貸付金」は、資産の勘定科目です。
今回は、貸付金が増えているため、借方（左側）に記載します。
「現金」は、資産の勘定科目です。
今回は、現金が減っているため、貸方（右側）に記載します。
貸付金の利息を受け取ったとき
A社から貸付金の利息¥50を現金で受け取った。
| 借方 | 貸方 | ||
| 現金 | 50 | 受取利息 | 50 |
「現金」は、資産の勘定科目です。
今回は、現金が増えているため、借方（左側）に記載します。
「受取利息」は、収益の勘定科目です。
今回は、受取利息が増えているため、貸方（右側）に記載します。
貸付金を回収したとき
A社への貸付金¥500,000の返済により、現金を受け取った。
| 借方 | 貸方 | ||
| 現金 | 500,000 | 貸付金 | 500,000 |
「現金」は、資産の勘定科目です。
今回は、現金が増えているため、借方（左側）に記載します。
「貸付金」は、資産の勘定科目です。
今回は、貸付金が減っているため、貸方（右側）に記載します。
金銭を借り入れたとき
B社より現金¥300,000を借り入れた。
| 借方 | 貸方 | ||
| 現金 | 300,000 | 借入金 | 300,000 |
「現金」は、資産の勘定科目です。
今回は、現金が増えているため、借方（左側）に記載します。
「借入金」は、負債の勘定科目です。
今回は、借入金が増えているため、貸方（右側）に記載します。
借入金の利息を支払ったとき
B社に借入金の利息¥30を現金で支払った。
| 借方 | 貸方 | ||
| 支払利息 | 30 | 現金 | 30 |
「支払利息」は、費用の勘定科目です。
今回は、支払利息が増えているため、借方（左側）に記載します。
「現金」は、資産の勘定科目です。
今回は、現金が減っているため、貸方（右側）に記載します。
借入金を返済したとき
B社へ借入金¥300,000を現金で返済した。
| 借方 | 貸方 | ||
| 借入金 | 300,000 | 現金 | 300,000 |
「借入金」は、負債の勘定科目です。
今回は、借入金が減っているため、借方（左側）に記載します。
「現金」は、資産の勘定科目です。
今回は、現金が減っているため、貸方（右側）に記載します。
利息の計算
B社に借入金¥300,000を返済し、利息とともに現金で支払った。
なお利息の年利率は3％で借入期間は9か月である。
借入金額 ¥300,000
×
年利率 3％
×
9か月 / 12か月
＝
¥ 6,750
| 借方 | 貸方 | ||
| 借入金 支払利息 | 300,000 6,750 | 現金 | 306,750 |
「借入金」は、負債の勘定科目です。
今回は、借入金が減っているため、借方（左側）に記載します。
また、「支払利息」は、費用の勘定科目です。
今回は、支払利息が増えているため、借方（左側）に記載します。
「現金」は、資産の勘定科目です。
今回は、現金が減っているため、貸方（右側）に記載します。
最後に
はりねずみいかがでしたか…？
貸付金と借入金は、企業の資金の流れにおいて重要な役割を果たします。
これらの取引を正確に理解し、適切な仕訳を行うことが日商簿記3級の試験では求められます。
独学で学習を進める際には、貸付金・借入金に関する練習問題を多く解き、実践的な理解を深めましょう。
継続的な学習と実践が、試験合格への道を開く鍵となります。
