帳簿への記入の練習問題26【簿記3級 過去問レベルにチャレンジ!】

簿記3級 帳簿への記入の練習問題
はりねずみ

サクサクと解けるようになるまで、問題で慣れていきましょう!

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問題

以下の内容にもとづいて、移動平均法により、商品有高帳の記入・締め切りを行い、売上総利益を計算しましょう。

9月3日仕入90個@120円
9月6日売上80個@150円
9月10日仕入100個@100円
9月23日売上100個@120円
59.商品有高帳_空2

解答

以下の内容にもとづいて、移動平均法により、商品有高帳の記入・締め切りを行い、売上総利益を計算しましょう。

9月3日仕入90個@120円
9月6日売上80個@150円
9月10日仕入100個@100円
9月23日売上100個@120円
59.商品有高帳_2

解説

商品の種類別に、仕入れ(受け入れ)と売上げ(払い出し)の度に記入して、在庫の管理をするのが「商品有高帳」です。

「移動平均法」では、商品の受け入れの度に、平均単価を計算し、その平均単価を払い出し単価とします。

9月3日 仕入

9月3日仕入90個@120円
9月6日売上80個@150円
9月10日仕入100個@100円
9月23日売上100個@120円

(5,000円 + 10,800円)÷(50個 + 90個)= 平均単価113円

59.商品有高帳_2

9月10日 仕入

9月3日仕入90個@120円
9月6日売上80個@150円
9月10日仕入100個@100円
9月23日売上100個@120円

(7,933円 + 11,000円)÷(113個 + 110個)= 平均単価105円

59.商品有高帳_1

売上高

@150円 × 80個 + @120円 × 100個 = 24,000円

9月3日仕入90個@120円
9月6日売上80個@150円
9月10日仕入100個@100円
9月23日売上100個@120円

売上原価

9,067円 + 10,519円 = 19,586円

59.商品有高帳_1

売上総利益

24,000円 – 19,586円 = 4,414円

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仕訳を考えるときの手順

STEP
どの勘定科目が該当するのか?

買掛金1,000円を現金で支払いました。
この取引の仕訳を考えてみましょう。

という内容であれば、登場する勘定科目は、

  • 買掛金
  • 現金

の2つです。

STEP
その勘定科目は、何に分類されるか?

それぞれの勘定科目が

  • 資産
  • 負債
  • 資本(純資産)
  • 費用
  • 収益

のいずれに該当するかを考えてみましょう。

買掛金1,000円を現金で支払いました。
この取引の仕訳を考えてみましょう。

に登場する

  • 買掛金
  • 現金

の2つの勘定科目は、それぞれ

  • 買掛金 → 負債
  • 現金 → 資産

に該当します。

STEP
その勘定科目が増えているのか?減っているのか?

買掛金1,000円を現金で支払いました。
この取引の仕訳を考えてみましょう。

という内容であれば、将来支払う義務であった「買掛金」が減っていますね。
買掛金は負債の勘定科目なので、増えている場合はホームポジションである「貸方(右側)」に・減っている場合はホームポジションと反対の「借方(左側)」に記入します。

負債が増えたとき
負債が減ったとき

また、仮払金を支払うにあたり、「現金」が減っていますね。
現金は資産の勘定科目なので、増えている場合はホームポジションである「借方(左側)」に・減っている場合はホームポジションとは反対の「貸方(右側)」に記入します。

最後に

はりねずみ

いかがでしたか…?

楽勝だった!という方は、どんどん先の問題に進んでいきましょう。

まだ、自信がないかも…という方も、1歩ずつ進んでいくことが大切です。
実力は、必ずしも「わかる→できる」のようなキレイな伸び方をするとは限りません。
なんとなく解けるようになってからの方が知識を整理しやすい場合もあるので、「慣れて、苦手意識をなくしていく」ように意識していってください。

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