仕訳における借方・貸方・勘定科目とは?

はりねずみ

仕訳を行う上で必要な用語を整理しておきましょう。

目次

勘定科目とは?

仕訳において、取引を処理する際の事前に決められた用語を「勘定科目(かんじょうかもく)」と呼んでいます。

仕訳とは、企業が行った日々の取引を記録するための簿記独特の方法のことです。

「商品50,000円を現金で仕入れた」という取引であれば、

借方貸方
仕入50,000現金50,000

のように表します。

ここで使われている「仕入」「現金」などの取引の内容を簡易的に表した用語が勘定科目(かんじょうかもく)です。

仕入れたものがコピー用紙だったときに、

  • コピー用紙

のように、人によって捉え方が違うかもしれません。

また、支払いも

  • お金
  • 1万円札

のように、人によって表し方が違うことも考えられますね。

簿記では、誰が処理しても同じ内容になるように、ルールが設定されています。

このルールの1つが勘定科目です。

何かを販売するために購入したのであれば、それが何であっても、勘定科目「仕入」を使用して記載します。
また、支払いが硬貨・紙幣のいずれであっても、勘定科目「現金」を使用して記載します。

借方・貸方とは?

簿記では、すべての取引を「借方」「貸方」に分けて記録しており、これを「仕訳」と呼んでいます。

勘定科目と金額をセットで記述するのですが、

借方貸方
仕入50,000現金50,000

のように、左側・右側にそれぞれ記入する枠があることに気づくと思います。

この左側を「借方(かりかた)」・右側を「貸方(かしかた)」と呼ぶので、あわせて覚えておきましょう。

それぞれの呼び方に特に意味はないので、「かりかた」の「り」が左に伸びていくので左側が「借方」・「かしかた」の「し」が右に伸びていくので右側が「貸方」という覚え方でOKです。

まとめ

簿記では、すべての取引を「借方」「貸方」に分けて記録しており、これを「仕訳」と呼んでいます。
仕訳において、取引を処理する際の事前に決められた用語が「勘定科目」です。

借方貸方
仕入50,000現金50,000
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