
サクサクと解けるようになるまで、問題で慣れていきましょう!
前の問題


問題
株主総会の決議により、繰越利益剰余金の配当及び処分を以下のように決定しました。
株主配当金:300円
利益準備金:30円
この取引について、仕訳を考えてみましょう。
借方 | 貸方 | ||
勘定科目 | 金額 | 勘定科目 | 金額 |
▼
▼
▼
▼
▼
▼
▼
▼
▼
▼
▼
▼
▼
▼
▼
▼
▼
▼
▼
▼
解答
株主総会の決議により、繰越利益剰余金の配当及び処分を以下のように決定しました。
株主配当金:300円
利益準備金:30円
この取引について、仕訳を考えてみましょう。
借方 | 貸方 | ||
勘定科目 | 金額 | 勘定科目 | 金額 |
繰越利益剰余金 | 330 | 未払配当金 利益準備金 | 300 30 |
解説
借方
「繰越利益剰余金」は、資本(純資産)の勘定科目です。
今回は、これが減っていますね。
そのため、ホームポジションの反対側である借方(左側)に記入します。
資本(純資産)が増えたとき・減ったとき




資本(純資産)の勘定科目には、
- 資本金
- 利益準備金
- 繰越利益剰余金
などがあります。
貸方
「未払配当金」は、負債の勘定科目です。
今回は、これが増えていますね。
そのため、ホームポジションである貸方(右側)に記入します。
負債が増えたとき・減ったとき




負債の勘定科目には、
- 支払手形
- 買掛金
- 電子記録債務
- 前受金
- 借入金
- 役員借入金
- 手形借入金
- 当座借越
- 未払金
- 仮受金
- 未払費用
- 前受収益
- 預り金
- 従業員預り金
- 所得税預り金
- 社会保険料預り金
- 未払法人税等
- 未払消費税
- 未払配当金
などがあります。
また、「利益準備金」は、資本(純資産)の勘定科目です。
今回は、これが増えていますね。
そのため、ホームポジションである貸方(右側)に記入します。
資本(純資産)が増えたとき・減ったとき




資本(純資産)の勘定科目には、
- 資本金
- 利益準備金
- 繰越利益剰余金
などがあります。
次の問題


練習問題一覧


仕訳を考えるときの手順
買掛金1,000円を現金で支払いました。
この取引の仕訳を考えてみましょう。
という内容であれば、登場する勘定科目は、
- 買掛金
- 現金
の2つです。
それぞれの勘定科目が
- 資産
- 負債
- 資本(純資産)
- 費用
- 収益
のいずれに該当するかを考えてみましょう。
買掛金1,000円を現金で支払いました。
この取引の仕訳を考えてみましょう。
に登場する
- 買掛金
- 現金
の2つの勘定科目は、それぞれ
- 買掛金 → 負債
- 現金 → 資産
に該当します。
買掛金1,000円を現金で支払いました。
この取引の仕訳を考えてみましょう。
という内容であれば、将来支払う義務であった「買掛金」が減っていますね。
買掛金は負債の勘定科目なので、増えている場合はホームポジションである「貸方(右側)」に・減っている場合はホームポジションと反対の「借方(左側)」に記入します。




また、仮払金を支払うにあたり、「現金」が減っていますね。
現金は資産の勘定科目なので、増えている場合はホームポジションである「借方(左側)」に・減っている場合はホームポジションとは反対の「貸方(右側)」に記入します。
最後に



いかがでしたか…?
楽勝だった!という方は、どんどん先の問題に進んでいきましょう。
まだ、自信がないかも…という方も、1歩ずつ進んでいくことが大切です。
実力は、必ずしも「わかる→できる」のようなキレイな伸び方をするとは限りません。
なんとなく解けるようになってからの方が知識を整理しやすい場合もあるので、「慣れて、苦手意識をなくしていく」ように意識していってください。