現金の練習問題37【簿記3級 過去問レベルにチャレンジ!】

簿記3級 現金の練習問題
はりねずみ

サクサクと解けるようになるまで、問題で慣れていきましょう!

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問題

金庫を確認したところ、現金の実際有高は800円でしたが、帳簿残高は600円でした。

借方貸方
勘定科目金額勘定科目金額
現金200現金過不足20

この現金過不足の原因を調べたところ、150円については売掛金の回収の記帳漏れであることがわかりました。

借方貸方
勘定科目金額勘定科目金額
現金過不足150売掛金150

本日は決算日なので、この現金過不足のうち、原因不明の50円について雑損または雑益で処理します。

この取引について、三分法での仕訳を考えてみましょう。

借方貸方
勘定科目金額勘定科目金額

解答

金庫を確認したところ、現金の実際有高は800円でしたが、帳簿残高は600円でした。

借方貸方
勘定科目金額勘定科目金額
現金200現金過不足20

この現金過不足の原因を調べたところ、150円については売掛金の回収の記帳漏れであることがわかりました。

借方貸方
勘定科目金額勘定科目金額
現金過不足150売掛金150

本日は決算日なので、この現金過不足のうち、原因不明の50円について雑損または雑益で処理します。
たは雑益で処理します。

この取引について、三分法での仕訳を考えてみましょう。

借方貸方
勘定科目金額勘定科目金額
現金過不足50雑益50

解説

会社では、定期的に「帳簿残高(帳簿上の現金の残高)」「実際有高(金庫の中にある現金の金額)」が一致しているかを確認します。

一致していなかった場合は、「実際有高」に一致するように「帳簿残高」の修正が必要です。
その際に、「現金過不足」という勘定科目を使って処理します。

借方

「現金過不足」は、帳簿残高を実際有高に一致させるときの勘定科目です。

今回は、雑益の増加の相手科目なので、借方(左側)に記入します。

貸方

「雑役」は、収益の勘定科目です。

今回は、これが増えていますね。
そのため、ホームポジションである貸方(右側)に記入します。

収益が増えたとき・減ったとき

収益が増えたときは、ホームポジションである貸方(右側)に記載します。

収益が増えたとき

収益が減ったときは、ホームポジションと反対の借方(左側)に記載します。

収益が減ったとき

収益の勘定科目には、

  • 売上
  • 受取家賃
  • 受取地代
  • 受取手数料
  • 受取利息
  • 雑益
  • 貸倒引当金戻入
  • 償却債権取立益
  • 固定資産売却益

などがあります。

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仕訳を考えるときの手順

STEP
どの勘定科目が該当するのか?

買掛金1,000円を現金で支払いました。
この取引の仕訳を考えてみましょう。

という内容であれば、登場する勘定科目は、

  • 買掛金
  • 現金

の2つです。

STEP
その勘定科目は、何に分類されるか?

それぞれの勘定科目が

  • 資産
  • 負債
  • 資本(純資産)
  • 費用
  • 収益

のいずれに該当するかを考えてみましょう。

買掛金1,000円を現金で支払いました。
この取引の仕訳を考えてみましょう。

に登場する

  • 買掛金
  • 現金

の2つの勘定科目は、それぞれ

  • 買掛金 → 負債
  • 現金 → 資産

に該当します。

STEP
その勘定科目が増えているのか?減っているのか?

買掛金1,000円を現金で支払いました。
この取引の仕訳を考えてみましょう。

という内容であれば、将来支払う義務であった「買掛金」が減っていますね。
買掛金は負債の勘定科目なので、増えている場合はホームポジションである「貸方(右側)」に・減っている場合はホームポジションと反対の「借方(左側)」に記入します。

負債が増えたとき
負債が減ったとき

また、仮払金を支払うにあたり、「現金」が減っていますね。
現金は資産の勘定科目なので、増えている場合はホームポジションである「借方(左側)」に・減っている場合はホームポジションとは反対の「貸方(右側)」に記入します。

最後に

はりねずみ

いかがでしたか…?

楽勝だった!という方は、どんどん先の問題に進んでいきましょう。

まだ、自信がないかも…という方も、1歩ずつ進んでいくことが大切です。
実力は、必ずしも「わかる→できる」のようなキレイな伸び方をするとは限りません。
なんとなく解けるようになってからの方が知識を整理しやすい場合もあるので、「慣れて、苦手意識をなくしていく」ように意識していってください。

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