材料費の練習問題22【簿記2級 工業簿記 過去問レベルにチャレンジ!】

はりねずみ

サクサクと解けるようになるまで、問題で慣れていきましょう!

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問題

月末における材料の帳簿棚卸数量は48kg(消費単価は@200円)でしたが、実地棚卸数量は47kgでした。
なお、棚卸減耗は正常なものです。

[ ]内の勘定科目を用いて、材料の棚卸減耗費の仕訳を考えましょう。

材料・仕掛品・製造間接費

解答

月末における材料の帳簿棚卸数量は48kg(消費単価は@200円)でしたが、実地棚卸数量は47kgでした。
なお、棚卸減耗は正常なものです。

[ ]内の勘定科目を用いて、材料の棚卸減耗費の仕訳を考えましょう。

材料・仕掛品・製造間接費

借方貸方
勘定科目金額勘定科目金額
製造間接費200材料200

@200円 × (48kg – 47kg) = 200円

解説

材料の運搬中に発生した破損や紛失などにより、材料元帳の在庫数量(帳簿棚卸数量)と実施棚卸数量が合わないことがあります。
このときの数量の差が「棚卸減耗(たなおろしげんもう)」です。

棚卸減耗が生じたときは、原因を調べます。
その減耗が通常生じる程度のものであれば、棚卸減耗費を間接経費(製造間接費)として処理します。

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仕訳を考えるときの手順

STEP
どの勘定科目が該当するのか?

買掛金1,000円を現金で支払いました。
この取引の仕訳を考えてみましょう。

という内容であれば、登場する勘定科目は、

  • 買掛金
  • 現金

の2つです。

STEP
その勘定科目は、何に分類されるか?

それぞれの勘定科目が

  • 資産
  • 負債
  • 資本(純資産)
  • 費用
  • 収益

のいずれに該当するかを考えてみましょう。

買掛金1,000円を現金で支払いました。
この取引の仕訳を考えてみましょう。

に登場する

  • 買掛金
  • 現金

の2つの勘定科目は、それぞれ

  • 買掛金 → 負債
  • 現金 → 資産

に該当します。

STEP
その勘定科目が増えているのか?減っているのか?

買掛金1,000円を現金で支払いました。
この取引の仕訳を考えてみましょう。

という内容であれば、将来支払う義務であった「買掛金」が減っていますね。
買掛金は負債の勘定科目なので、増えている場合はホームポジションである「貸方(右側)」に・減っている場合はホームポジションと反対の「借方(左側)」に記入します。

負債が増えたとき
負債が減ったとき

また、仮払金を支払うにあたり、「現金」が減っていますね。
現金は資産の勘定科目なので、増えている場合はホームポジションである「借方(左側)」に・減っている場合はホームポジションとは反対の「貸方(右側)」に記入します。

最後に

はりねずみ

いかがでしたか…?

楽勝だった!という方は、どんどん先の問題に進んでいきましょう。

まだ、自信がないかも…という方も、1歩ずつ進んでいくことが大切です。
実力は、必ずしも「わかる→できる」のようなキレイな伸び方をするとは限りません。
なんとなく解けるようになってからの方が知識を整理しやすい場合もあるので、「慣れて、苦手意識をなくしていく」ように意識していってください。

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