伝票と仕訳日計表・証憑の練習問題1【簿記3級 過去問レベルにチャレンジ!】

簿記3級 伝票と仕訳日計表・証憑の練習問題
はりねずみ

サクサクと解けるようになるまで、問題で慣れていきましょう!

目次

問題

以下の伝票の取引を推定し、仕訳を示しましょう。

振替伝票
X年4月15日
借方科目金額貸方科目金額
売掛金600売上600
入金伝票
X年4月15日
借方科目金額
売掛金300

解答

以下の伝票の取引を推定し、仕訳を示しましょう。

振替伝票
X年4月15日
借方科目金額貸方科目金額
売掛金600売上600
入金伝票
X年4月15日
借方科目金額
売掛金300

借方科目金額貸方科目金額
売掛金
現金
300
300
売上600

解説

それぞれの伝票の仕訳を作成し、それらを合わせて解答の仕訳を考えましょう。

① 振替伝票の仕訳

借方科目金額貸方科目金額
売掛金600売上600

② 入金伝票の仕訳

借方科目金額貸方科目金額
現金300売掛金300

①+② 解答の仕訳

借方科目金額貸方科目金額
売掛金
現金
300
300
売上600

借方・貸方の売掛金300円が相殺されます。

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仕訳を考えるときの手順

STEP
どの勘定科目が該当するのか?

買掛金1,000円を現金で支払いました。
この取引の仕訳を考えてみましょう。

という内容であれば、登場する勘定科目は、

  • 買掛金
  • 現金

の2つです。

STEP
その勘定科目は、何に分類されるか?

それぞれの勘定科目が

  • 資産
  • 負債
  • 資本(純資産)
  • 費用
  • 収益

のいずれに該当するかを考えてみましょう。

買掛金1,000円を現金で支払いました。
この取引の仕訳を考えてみましょう。

に登場する

  • 買掛金
  • 現金

の2つの勘定科目は、それぞれ

  • 買掛金 → 負債
  • 現金 → 資産

に該当します。

STEP
その勘定科目が増えているのか?減っているのか?

買掛金1,000円を現金で支払いました。
この取引の仕訳を考えてみましょう。

という内容であれば、将来支払う義務であった「買掛金」が減っていますね。
買掛金は負債の勘定科目なので、増えている場合はホームポジションである「貸方(右側)」に・減っている場合はホームポジションと反対の「借方(左側)」に記入します。

負債が増えたとき
負債が減ったとき

また、仮払金を支払うにあたり、「現金」が減っていますね。
現金は資産の勘定科目なので、増えている場合はホームポジションである「借方(左側)」に・減っている場合はホームポジションとは反対の「貸方(右側)」に記入します。

最後に

はりねずみ

いかがでしたか…?

楽勝だった!という方は、どんどん先の問題に進んでいきましょう。

まだ、自信がないかも…という方も、1歩ずつ進んでいくことが大切です。
実力は、必ずしも「わかる→できる」のようなキレイな伸び方をするとは限りません。
なんとなく解けるようになってからの方が知識を整理しやすい場合もあるので、「慣れて、苦手意識をなくしていく」ように意識していってください。

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