労務費の練習問題9【簿記2級 工業簿記 過去問レベルにチャレンジ!】

はりねずみ

サクサクと解けるようになるまで、問題で慣れていきましょう!

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問題

当月の賃金未払額60,000円を計上しました。

この取引について、仕訳を考えてみましょう。
勘定科目は、[ ]の中から使用してください。

仕掛品・製造間接費・賃金
未払賃金・現金・預り金

解答

当月の賃金未払額60,000円を計上しました。

この取引について、仕訳を考えてみましょう。
勘定科目は、[ ]の中から使用してください。

仕掛品・製造間接費・賃金
未払賃金・現金・預り金

借方貸方
勘定科目金額勘定科目金額
賃金60,000未払賃金60,000

解説

当月分の賃金未払額を計上するときは、費用の勘定科目である「賃金」・負債の勘定科目である「未払賃金」の増加として処理します。

借方

「賃金」は、費用の勘定科目です。

今回は、これが増えていますね。
そのため、ホームポジションである借方(左側)に記入します。

費用が増えたとき・減ったとき

費用が増えたときは、ホームポジションである借方(左側)に記載します。

費用が増えたとき

費用が減ったときは、ホームポジションと反対の貸方(右側)に記載します。

費用が減ったとき

費用の勘定科目には、

  • 仕入
  • 売上原価
  • 発送費
  • 給料
  • 法定福利費
  • 広告宣伝費
  • 支払手数料
  • 旅費交通費
  • 貸倒引当金繰入
  • 貸倒損失
  • 減価償却費
  • 通信費
  • 法人税、住民税及び事業税
  • 消耗品費
  • 水道光熱費
  • 支払家賃
  • 支払地代
  • 保険料
  • 租税公課
  • 修繕費
  • 雑費
  • 固定資産売却損
  • 保管費
  • 諸会費

などがあります。

貸方

「未払賃金」は、負債の勘定科目です。

今回は、これが増えていますね。
そのため、ホームポジションの反対側である貸方(右側)に記入します。

負債が増えたとき・減ったとき

負債が増えたときは、ホームポジションである貸方(右側)に記載します。

負債が増えたとき

負債が減ったときは、ホームポジションと反対の借方(左側)に記載します。

負債が減ったとき

負債の勘定科目には、

  • 支払手形
  • 買掛金
  • 電子記録債務
  • 前受金
  • 借入金
  • 役員借入金
  • 手形借入金
  • 当座借越
  • 未払金
  • 仮受金
  • 未払費用
  • 前受収益
  • 預り金
  • 従業員預り金
  • 所得税預り金
  • 社会保険料預り金
  • 未払法人税等
  • 未払消費税
  • 未払配当金

などがあります。

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仕訳を考えるときの手順

STEP
どの勘定科目が該当するのか?

買掛金1,000円を現金で支払いました。
この取引の仕訳を考えてみましょう。

という内容であれば、登場する勘定科目は、

  • 買掛金
  • 現金

の2つです。

STEP
その勘定科目は、何に分類されるか?

それぞれの勘定科目が

  • 資産
  • 負債
  • 資本(純資産)
  • 費用
  • 収益

のいずれに該当するかを考えてみましょう。

買掛金1,000円を現金で支払いました。
この取引の仕訳を考えてみましょう。

に登場する

  • 買掛金
  • 現金

の2つの勘定科目は、それぞれ

  • 買掛金 → 負債
  • 現金 → 資産

に該当します。

STEP
その勘定科目が増えているのか?減っているのか?

買掛金1,000円を現金で支払いました。
この取引の仕訳を考えてみましょう。

という内容であれば、将来支払う義務であった「買掛金」が減っていますね。
買掛金は負債の勘定科目なので、増えている場合はホームポジションである「貸方(右側)」に・減っている場合はホームポジションと反対の「借方(左側)」に記入します。

負債が増えたとき
負債が減ったとき

また、仮払金を支払うにあたり、「現金」が減っていますね。
現金は資産の勘定科目なので、増えている場合はホームポジションである「借方(左側)」に・減っている場合はホームポジションとは反対の「貸方(右側)」に記入します。

最後に

はりねずみ

いかがでしたか…?

楽勝だった!という方は、どんどん先の問題に進んでいきましょう。

まだ、自信がないかも…という方も、1歩ずつ進んでいくことが大切です。
実力は、必ずしも「わかる→できる」のようなキレイな伸び方をするとは限りません。
なんとなく解けるようになってからの方が知識を整理しやすい場合もあるので、「慣れて、苦手意識をなくしていく」ように意識していってください。

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