労務費の練習問題2【簿記2級 工業簿記 過去問レベルにチャレンジ!】

はりねずみ

サクサクと解けるようになるまで、問題で慣れていきましょう!

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問題

以下の内容にもとづいて、当月の賃金消費額を計算しましょう。

前月賃金未払額70,000円
当月賃金支給総額220,000円
当月賃金未払額50,000円

解答

以下の内容にもとづいて、当月の賃金消費額を計算しましょう。

前月賃金未払額70,000円
当月賃金支給総額220,000円
当月賃金未払額50,000円

200,000円

【支給総額】
220,000円

【当月未払額】
50,000円

【前月未払額】
70,000円

220,000円 + 50,000円 – 70,000円 = 200,000円

解説

工場で働く人にかかる賃金や給料などのヒトにかかる費用が「労務費」です。

原価計算期間は毎月1日~月末なのですが、給与計算期間は毎月20日〆→25日払いのように、ズレていることがあります。
その場合は、このズレを調整して、賃金や給料の消費額を計算します。

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仕訳を考えるときの手順

STEP
どの勘定科目が該当するのか?

買掛金1,000円を現金で支払いました。
この取引の仕訳を考えてみましょう。

という内容であれば、登場する勘定科目は、

  • 買掛金
  • 現金

の2つです。

STEP
その勘定科目は、何に分類されるか?

それぞれの勘定科目が

  • 資産
  • 負債
  • 資本(純資産)
  • 費用
  • 収益

のいずれに該当するかを考えてみましょう。

買掛金1,000円を現金で支払いました。
この取引の仕訳を考えてみましょう。

に登場する

  • 買掛金
  • 現金

の2つの勘定科目は、それぞれ

  • 買掛金 → 負債
  • 現金 → 資産

に該当します。

STEP
その勘定科目が増えているのか?減っているのか?

買掛金1,000円を現金で支払いました。
この取引の仕訳を考えてみましょう。

という内容であれば、将来支払う義務であった「買掛金」が減っていますね。
買掛金は負債の勘定科目なので、増えている場合はホームポジションである「貸方(右側)」に・減っている場合はホームポジションと反対の「借方(左側)」に記入します。

負債が増えたとき
負債が減ったとき

また、仮払金を支払うにあたり、「現金」が減っていますね。
現金は資産の勘定科目なので、増えている場合はホームポジションである「借方(左側)」に・減っている場合はホームポジションとは反対の「貸方(右側)」に記入します。

最後に

はりねずみ

いかがでしたか…?

楽勝だった!という方は、どんどん先の問題に進んでいきましょう。

まだ、自信がないかも…という方も、1歩ずつ進んでいくことが大切です。
実力は、必ずしも「わかる→できる」のようなキレイな伸び方をするとは限りません。
なんとなく解けるようになってからの方が知識を整理しやすい場合もあるので、「慣れて、苦手意識をなくしていく」ように意識していってください。

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